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呟き(ずっと仮題)

地平線の彼方へ

地平線の彼方へ_b0044482_5425836.jpg



特にネタもないのでエジプトの写真をUPしてみる。
中央は、「地平線の向こうまで行ってみようぜwww」という無謀な挑戦を試みるエダさんとK君。


そういや、地平線って大体どのぐらいの距離があるんだっけか。



赤道の長さが約4万km。

地球の半径 r = 4万km / 2π ≒ 6366km (有効数字は適当



で、人間の目線の高さを1.6m(0.0016km=hとおく)とすると
三平方の定理を使って、地平線までの距離d(正確には目から地平線までの直線距離)は

(r+h) * (r+h) = r * r + d * d

と書ける。

d ≒ 4.5km




案外近いね。10kmぐらいは行って欲しかったな。
ちなみに写真は見てのとおり平地じゃなくて、砂漠の丘だから、実際はもっと近い。二人は30分ぐらい歩いた場所だったと思う。
てことは、時速4kmで歩いたとして、2kmぐらい先にいたのか。



じゃあ逆に、二人のいる地点との標高差がわかるんじゃないか?と思ったけど、んなわけないな。二者間の距離だけで標高がわかれば、測量の人は苦労しないよね。






どうでもいいけど・・・


鍋食おうぜ


という誘いが同時に3件来た。困った






追記
ほっしーから、琵琶湖って明らかに4km以上あるのに対岸みえてるよなあ
という、鋭いツッコミが入ったのでその分を書いておこう。



4.5km先まで平地だったら、空と地面の境目がくっきり見えるというわけではない。


たとえば、1.6mの身長の人が見えなくなるためには、
「地平線の距離」+「その人の頭の上から地平線までの距離」が必要になるため、倍の9kmの距離が必要になる。

では、観測者の標高より1000m(= 1km)高い山があったとしたら、どれだけ離れる必要があるのか。

山の上から地平線までの距離d2は

(r+1)*(r+1) = r*r + d2*d2

d2 = 113km


となり、観測者から1000m高い山が見えなくなるためには、113 + 4.5 = 117.5km離れなければならない。

もし、韓国に3000m級の山があったら、九州から見えたかもしれないね。
by judas121 | 2007-01-13 06:02 | 学問
ネタにまみれた業務請負会社勤務?の日常(旧題:ユダの呟き)
by judas121
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プロフィール

 得意な科目は『理科』・『社会』の自称社会派理系。
 理系大学院を出たにも関わらず、何を血迷ったか文系職に。
 血反吐を吐きながら、成長を続けている(と信じている)。

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