『ノロイ』戦略か真実か(少々長文)
『ノロイ』というホラー映画のサイトを見ていた
goo映画での紹介文をそのまま抜粋させてもらうと
小林雅文は、巷で起こる怪奇現象の情報を集め、食指が動けば精力的に取材を重ね、書籍やビデオ作品として発表する怪奇実話作家だ。ある日、新作用の取材のため訪れた先で、憎悪さえ感じさせる強い視線と意味不明な言葉を放つ女・石井潤子に出会うが、彼女は数日後、忽然と姿を消す。その頃から、取材にあたった主婦、超能力少女、女優らに次々と災難が襲いかかる。それぞれの忌まわしい事件の謎を解く鍵は「かぐたば」という言葉にあると突き止めた小林だったが、今度は彼自身が惨劇に巻き込まれてゆく…。
そして、小林雅文氏は
2004年4月、「呪い」をテーマにしたドキュメンタリーの最新作を完成させた直後、謎の失踪を遂げた。作家の自宅は全焼し、焼け跡からは妻の遺体が。そして『ノロイ』と名づけられた作品は、そのあまりに衝撃的な内容ゆえ発売が見送られ、映画という形で再現された…。
と、実話を基にしていることが強調されている
ユダの探偵魂に火がつきましたよ、ええ。
どんな話なのか、とりあえずネットを使って検索してみることに。
まず、ノロイの公式HP
ここで、ユダがひっかっかったこと。
このドキュメンタリーを撮ったとされる小林雅文氏のプロフィールについて書かれていたが、このプロフィールを同氏のHPを参考に書いた、とされていた。
いくら本人が行方不明とは言え、HPを参考にして、それをわざわざHPに載せるだろうか?
でもまあ、一応小林雅文氏のHPには行ってみる。2002年から書かれているらしい日記が主な、パットしないHPだ。infoseekだし、広告は消されてない。公式にしては金がかかってない。
そこには、日記と作品があった。
出版作品を検索してみたところ、杉書房『怪奇現象ルポ!』で杉書房のHPにこの作品が出てきた。
なるほど
実際に存在してる人の名前を借りてるのかぁ
・・・もしくは、本物か
同氏のHPの日記を読んでいると、公式ファンサイトなるものが出来たということが2003年の日記に書かれていたので、そのページに行ってみた。
怪奇実話ファン
公式ファンサイトというか。。。ブログだった。livedoorブログ。
生協の白石さんファンサイトも、ブログだったことを考えれば、最近はよくあることなんだろう。
ただ・・・またしても、引っかかることとしては、ファンサイトが開設されたのは、2003年。2003年時点でブログがそこまで普及していたのか?そして、livedoorはそんな早くからブログ事業に乗り出していたのか?ということが引っかかる。
まあ、調べようもないので、ぼーっと眺めてみた。
氏のHPで紹介された。とか、ほとんど同氏のHPの話ばかり。途中から『更新されました』と、同氏のHPの更新具合を紹介するページになっている。
まあ、ファンサイトだから仕方ないかもしれないけど、これは頂けないのではないか?(汗
ファンサイトではなく、氏のHPで、昔から霊感のある女優と話したという話が出てきていた。実名だ『松本まりか』。ネットで検索したところ非常に多くヒットした。本当にいるみたいだ。写真集もだしている。
しかし。。。実名をHPで出すものなのかな
そしてなにより。。。関係者は口を閉ざしているとされているにも関わらず、松本まりかは、映画ノロイの公式HPで出演者として名前が出ている。
数少ない口を閉ざしていない人なのか?
んなバカな。女優は悲惨な目にあったと、ノロイ公式HPでストーリーに書かれている。
おそらく、この作品は、実話ではないのだろう
と、ほぼ確信を抱いた。
そこで、アリバイ崩しを敢行。
一番手を付けやすそうなのは、出版物だろう。先ほど杉書房で発売を確認したのは、一冊のみ。他のものを確認する。
例のファンサイトがひっかかるだけで、ヒット率が悪い。
『妖怪論』を出版しているという、文化学術社は、HPが存在しなかった。出版系の会社がHPを持っていないということはありえない。
また、同氏のHPではトークショーを開くほどの人物と書いてあるので、マイナーな本ではないということからも、ヒット率が悪いのはおかしい。amazonで検索をかけると、ヒットは無かった。
小林雅文で検索しても、ノロイ以外は関係ない本ばかり。
同氏の家が全焼したという4月13日の記事を新聞社のHPで調べても、全くヒットせず。
つみだ・・・・
ノロイは実話ではない
だから、見ても呪われない。。。と思うw
安心してみてください。
それにしても、このノロイの実話戦略にかけるのは物凄いエネルギーだと思う。
用意したHPは、同氏のHP・ファンサイト・杉書房
わざわざ、フリーのアカウントを取る当たりも中々芸が細かい。
これだけ頑張った作品なら、さぞ面白いものができているかも。。。って、戦略にはまってる!?
まあ。。。素人の俺に30分もかからず見抜かれるのはまだまだ甘いですな( ̄ー ̄)
てか、杉書房について調べてたら
これが見つかった・・・
やっぱり、本職の人には勝てないや・・・orz
goo映画での紹介文をそのまま抜粋させてもらうと
小林雅文は、巷で起こる怪奇現象の情報を集め、食指が動けば精力的に取材を重ね、書籍やビデオ作品として発表する怪奇実話作家だ。ある日、新作用の取材のため訪れた先で、憎悪さえ感じさせる強い視線と意味不明な言葉を放つ女・石井潤子に出会うが、彼女は数日後、忽然と姿を消す。その頃から、取材にあたった主婦、超能力少女、女優らに次々と災難が襲いかかる。それぞれの忌まわしい事件の謎を解く鍵は「かぐたば」という言葉にあると突き止めた小林だったが、今度は彼自身が惨劇に巻き込まれてゆく…。
そして、小林雅文氏は
2004年4月、「呪い」をテーマにしたドキュメンタリーの最新作を完成させた直後、謎の失踪を遂げた。作家の自宅は全焼し、焼け跡からは妻の遺体が。そして『ノロイ』と名づけられた作品は、そのあまりに衝撃的な内容ゆえ発売が見送られ、映画という形で再現された…。
と、実話を基にしていることが強調されている
ユダの探偵魂に火がつきましたよ、ええ。
どんな話なのか、とりあえずネットを使って検索してみることに。
まず、ノロイの公式HP
ここで、ユダがひっかっかったこと。
このドキュメンタリーを撮ったとされる小林雅文氏のプロフィールについて書かれていたが、このプロフィールを同氏のHPを参考に書いた、とされていた。
いくら本人が行方不明とは言え、HPを参考にして、それをわざわざHPに載せるだろうか?
でもまあ、一応小林雅文氏のHPには行ってみる。2002年から書かれているらしい日記が主な、パットしないHPだ。infoseekだし、広告は消されてない。公式にしては金がかかってない。
そこには、日記と作品があった。
出版作品を検索してみたところ、杉書房『怪奇現象ルポ!』で杉書房のHPにこの作品が出てきた。
なるほど
実際に存在してる人の名前を借りてるのかぁ
・・・もしくは、本物か
同氏のHPの日記を読んでいると、公式ファンサイトなるものが出来たということが2003年の日記に書かれていたので、そのページに行ってみた。
怪奇実話ファン
公式ファンサイトというか。。。ブログだった。livedoorブログ。
生協の白石さんファンサイトも、ブログだったことを考えれば、最近はよくあることなんだろう。
ただ・・・またしても、引っかかることとしては、ファンサイトが開設されたのは、2003年。2003年時点でブログがそこまで普及していたのか?そして、livedoorはそんな早くからブログ事業に乗り出していたのか?ということが引っかかる。
まあ、調べようもないので、ぼーっと眺めてみた。
氏のHPで紹介された。とか、ほとんど同氏のHPの話ばかり。途中から『更新されました』と、同氏のHPの更新具合を紹介するページになっている。
まあ、ファンサイトだから仕方ないかもしれないけど、これは頂けないのではないか?(汗
ファンサイトではなく、氏のHPで、昔から霊感のある女優と話したという話が出てきていた。実名だ『松本まりか』。ネットで検索したところ非常に多くヒットした。本当にいるみたいだ。写真集もだしている。
しかし。。。実名をHPで出すものなのかな
そしてなにより。。。関係者は口を閉ざしているとされているにも関わらず、松本まりかは、映画ノロイの公式HPで出演者として名前が出ている。
数少ない口を閉ざしていない人なのか?
んなバカな。女優は悲惨な目にあったと、ノロイ公式HPでストーリーに書かれている。
おそらく、この作品は、実話ではないのだろう
と、ほぼ確信を抱いた。
そこで、アリバイ崩しを敢行。
一番手を付けやすそうなのは、出版物だろう。先ほど杉書房で発売を確認したのは、一冊のみ。他のものを確認する。
例のファンサイトがひっかかるだけで、ヒット率が悪い。
『妖怪論』を出版しているという、文化学術社は、HPが存在しなかった。出版系の会社がHPを持っていないということはありえない。
また、同氏のHPではトークショーを開くほどの人物と書いてあるので、マイナーな本ではないということからも、ヒット率が悪いのはおかしい。amazonで検索をかけると、ヒットは無かった。
小林雅文で検索しても、ノロイ以外は関係ない本ばかり。
同氏の家が全焼したという4月13日の記事を新聞社のHPで調べても、全くヒットせず。
つみだ・・・・
ノロイは実話ではない
だから、見ても呪われない。。。と思うw
安心してみてください。
それにしても、このノロイの実話戦略にかけるのは物凄いエネルギーだと思う。
用意したHPは、同氏のHP・ファンサイト・杉書房
わざわざ、フリーのアカウントを取る当たりも中々芸が細かい。
これだけ頑張った作品なら、さぞ面白いものができているかも。。。って、戦略にはまってる!?
まあ。。。素人の俺に30分もかからず見抜かれるのはまだまだ甘いですな( ̄ー ̄)
てか、杉書房について調べてたら
これが見つかった・・・
やっぱり、本職の人には勝てないや・・・orz
by judas121
| 2005-08-17 02:47
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プロフィール
得意な科目は『理科』・『社会』の自称社会派理系。
理系大学院を出たにも関わらず、何を血迷ったか文系職に。
血反吐を吐きながら、成長を続けている(と信じている)。
理系大学院を出たにも関わらず、何を血迷ったか文系職に。
血反吐を吐きながら、成長を続けている(と信じている)。
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