THE GOAL:ボトルネック
「ザ・ゴール」を今更ですが、読んでみました。
分厚いけど小説形式で、読みやすく1日2日ぐらいで読めました。
分厚い割に内容は非常にシンプル。もうちょい話短くできるんちゃうかな・・・。夫婦仲の話とかはしょってさ。まぁ、小説形式の難点ですね。
とりあえず、自分向けにまとめ。
====================================
GOAL:お金を儲けること(利益を増加させること)
GOALに近づいているか測るための3つの指標:
1.スループット:販売を通じてお金を作り出す割合(原文訳そのまま。割合と書いてあるのは利益率という意味だと思うが、本文の説明内容としては売上額(または粗利額)のことだと思う)
2.在庫:販売しようとする物を購入するために投資した全てのお金
3.業務費用:在庫をスループットに帰るために費やすお金
※すなわち、スループットは増加しているか、在庫と業務費用は減少しているかを見る
スループットを増加させ、在庫・業務費用を削減するために、次の手順で工場全体のフロー(各工程)を改善する。
1. ボトルネックを特定する。
2. ボトルネックの活用法を決める
(例1)ボトルネックの稼働率を高く維持する:24時間3交代制
(例2)負荷を下げる:ボトルネックを必ずしも必要としない作業はボトルネックを使わない
3. 他の全工程を2に従わせる。
4. ボトルネックを強化する。
5. 1に戻り、繰り返す。
※ボトルネックとは、処理能力が、与えられている仕事量と同じかそれ以下のリソースのことを指す。
工場全体の生産能力は、ボトルネックの生産能力に依存する。つまり、他のリソースの能力がいかに高くとも、ボトルネックが生産できる限界までしか工場で製品を生産できない。
====================================
余談ですが、ボトルネックの話を読んでて、頭の中に浮かんだのが↓。
ペトリネットと呼ばれるものです。
簡単に説明すると、
・縦棒(トランジッション)は、工作機械
・白丸(プレース)は、倉庫
・黒小丸(トークン)は、部品or完成品
に対応します。
工作機械は、倉庫にある部品材料(トランジッションに向かう矢印側にあるプレース)を使って、新しい部品を作り倉庫(トランジッションから出る矢印側にあるプレース)に設置します。
矢印の数字は1日の稼動必要な材料または作成される部品の数に相当します。
つまり↓のようなペトリネットで、工作機械を動かすと
左の倉庫から1つ部品を使って、右の倉庫に3個部品が完成するわけです。
話をボトルネックに戻すと、↓のようなペトリネットがあった場合、
ボトルネックは真ん中の工作機械になります。
他の工作機械がいくら頑張っても、真ん中の工作機械の速度以上では製品を作れないからです。
ザ・ゴールであったエピソードですが、主人公の工場では当初それぞれの機械の生産性(稼働率)の高さを評価指標として置いていたため、ボトルネック以外の機械がフル稼動していました。
結果、ボトルネックの前の倉庫に在庫が山のように積みあがったわけです。
ちなみにペトリネットがこんな使い方されてるかどうかは全く存じ上げません。私の頭の中のイメージを図示して説明しただけですので悪しからず!
(確かペトリネットは離散事象システムを表現するために使ってたはず…時間を1日とか1時間単位に分割すれば工場も離散事象システムに落とせるからOKだよね、きっと)
とまあ、休日ぼけーっとこんなこと考えてた。気を取り直して明日から仕事がんばろう。
分厚いけど小説形式で、読みやすく1日2日ぐらいで読めました。
分厚い割に内容は非常にシンプル。もうちょい話短くできるんちゃうかな・・・。夫婦仲の話とかはしょってさ。まぁ、小説形式の難点ですね。
とりあえず、自分向けにまとめ。
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GOAL:お金を儲けること(利益を増加させること)
GOALに近づいているか測るための3つの指標:
1.スループット:販売を通じてお金を作り出す割合(原文訳そのまま。割合と書いてあるのは利益率という意味だと思うが、本文の説明内容としては売上額(または粗利額)のことだと思う)
2.在庫:販売しようとする物を購入するために投資した全てのお金
3.業務費用:在庫をスループットに帰るために費やすお金
※すなわち、スループットは増加しているか、在庫と業務費用は減少しているかを見る
スループットを増加させ、在庫・業務費用を削減するために、次の手順で工場全体のフロー(各工程)を改善する。
1. ボトルネックを特定する。
2. ボトルネックの活用法を決める
(例1)ボトルネックの稼働率を高く維持する:24時間3交代制
(例2)負荷を下げる:ボトルネックを必ずしも必要としない作業はボトルネックを使わない
3. 他の全工程を2に従わせる。
4. ボトルネックを強化する。
5. 1に戻り、繰り返す。
※ボトルネックとは、処理能力が、与えられている仕事量と同じかそれ以下のリソースのことを指す。
工場全体の生産能力は、ボトルネックの生産能力に依存する。つまり、他のリソースの能力がいかに高くとも、ボトルネックが生産できる限界までしか工場で製品を生産できない。
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余談ですが、ボトルネックの話を読んでて、頭の中に浮かんだのが↓。
ペトリネットと呼ばれるものです。
簡単に説明すると、
・縦棒(トランジッション)は、工作機械
・白丸(プレース)は、倉庫
・黒小丸(トークン)は、部品or完成品
に対応します。
工作機械は、倉庫にある部品材料(トランジッションに向かう矢印側にあるプレース)を使って、新しい部品を作り倉庫(トランジッションから出る矢印側にあるプレース)に設置します。
矢印の数字は1日の稼動必要な材料または作成される部品の数に相当します。
つまり↓のようなペトリネットで、工作機械を動かすと
左の倉庫から1つ部品を使って、右の倉庫に3個部品が完成するわけです。
話をボトルネックに戻すと、↓のようなペトリネットがあった場合、
ボトルネックは真ん中の工作機械になります。
他の工作機械がいくら頑張っても、真ん中の工作機械の速度以上では製品を作れないからです。
ザ・ゴールであったエピソードですが、主人公の工場では当初それぞれの機械の生産性(稼働率)の高さを評価指標として置いていたため、ボトルネック以外の機械がフル稼動していました。
結果、ボトルネックの前の倉庫に在庫が山のように積みあがったわけです。
ちなみにペトリネットがこんな使い方されてるかどうかは全く存じ上げません。私の頭の中のイメージを図示して説明しただけですので悪しからず!
(確かペトリネットは離散事象システムを表現するために使ってたはず…時間を1日とか1時間単位に分割すれば工場も離散事象システムに落とせるからOKだよね、きっと)
とまあ、休日ぼけーっとこんなこと考えてた。気を取り直して明日から仕事がんばろう。
by judas121
| 2009-04-12 23:41
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プロフィール
得意な科目は『理科』・『社会』の自称社会派理系。
理系大学院を出たにも関わらず、何を血迷ったか文系職に。
血反吐を吐きながら、成長を続けている(と信じている)。
理系大学院を出たにも関わらず、何を血迷ったか文系職に。
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